『あるある(ネタ)』は英語でこう訳す!
「あるある~」という話を聞いて笑ってしまうということは、英語話者にもあるのかなと思ったことはありませんか?
共感できると面白いというのは、こうやって訳せるところをみると、どうやら人間の本質的なことのようですよ。
英語にするならこんなかんじ。
- can relate
- 「あるある!」「(似た経験があって、)関連付けることができます」が直訳
- A: The manager called our restaurant this morning and said she needed to talk to me later, and it made me think of every scoop of ice cream I had while I was on the clock when she wasn’t looking!: 今朝マネージャーがレストランに電話してきて「話がある」って言われてさ、俺、シフト中に勝手にこっそり食べたアイスのことを思い出して(そのことで何か言われると思って焦った)!
- B: Haha! I can relate. My mom uses that phrase way too much, but I can never get used to it. One time, she said that to me on the phone when I was at an airport. I kept thinking about what it could be and missed my flight!: あはは!あるある。うちの母親は、そのセリフ使いすぎな程よく言うんだけど、俺ぜんぜん慣れなくて。いつだったか、俺が空港で飛行機待ってる時に電話でそれを言ってきて、話したいことって何だろうなってずっと考えてたら飛行機に乗り忘れたことがあるよ!
- things/stuff A does
- 「Aのあるある(ネタ)」「Aがよくすること」
- Aはヒトでもモノでも可。doesは適当な動詞を当てはめます
- “things moms say”: 「お母さんあるある」「お母さん達がよく言うセリフ」
- これがタイトルや前置きで書かれていたら、「何か面白いことが書いてありそうだな」と期待できるので、「あるあるネタ」とも解釈可能
- things only A can relate to
- 「Aのあるある(ネタ)」「A達だけが妙に納得・共感できること」
- “things only Tokyoites can relate to”: 「東京都民あるある」
- “that moment when” memes, “that moment when” jokes
- 「あるあるネタ」…と一言で訳したいところですが、もうちょっと厳密には「~な時ネタ」という意味
- 実は一番ぴったりなのは、懐かしの漫才コンビ「いつもここから」の「悲しいとき」ネタ。これも一種の「あるあるネタ」ですよね
- 「悲しいとき~!学校休んだ次の日、なんで昨日休んだのって誰も聞いてくれなかったとき~!」は”that (sad/disappointing) moment when you realize no one has asked you why you missed school the day before all day”
- (カッコ内)の感情部分は省略するスタイルが多く、whenに続く文で、「あるある」と誰でも共感できる場面を描写して、どんな気分か想像して笑ってもらいます
- 「いつもここから」懐かしすぎる~!そして今見てもけっこうおもしろいし、絵も上手すぎて、いろんな意味で感動!
- meme(ミーム)はインターネットを通して拡散する画像や動画などの意味
- “that moment when meme”を検索してみてくださいね
- hate it when it happens
- 「あるある!それ最悪だよね!」
- 話し相手が遭遇した、ネガティブなよくある場面に共感する時の、「あるある」
- A: I never spill anything, but when I wear whites…: いつも物をこぼすことなんてないんだけど、白を来た時に限って…
- B: Oh, I hate it when it happens!: あー、あるある。最悪だよね!